
今日はゴールデンクロスについて解説していきます
fxを始めると誰もが一度は勉強するゴールデンクロス
相場ではお馴染みの現象ですが上昇トレンドの始まりだと思ったら
全然始まらないという感じで実際のトレードではどうやって使えばいいのか
分からない方も多いのではないでしょうか
今日はゴールデンクロスの真実をひもとき
その使い方までゴールデンクロスを大解明していこうと思います
ゴールデンクロスとは一体何者なのか?
では早速ゴールデンクロスとは一体何者なのかを解説していきます
ゴールデンクロスとは短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜ける現象です
移動平均線は設定した期間のローソク足の平均値である
期間20ならがこの20本分のローソク足の平均
期間100なら過去100本分のローソク足の平均値を表します
短い期間のローソク足の平均値なら
直近の値動きが反映され移動平均線の動きは
よりローソク足にそって動き
長い期間のローソク足の平均値なら
より過去の動きも反映されるため移動平均線はローソク足よりも緩やかな動きになります
つまりこの2つが交差するゴールデンクロスは
直近の値動きの平均値がより長い過去の期間の平均値を上回ったという状況を示しているのです
あくまで直近の値動きの平均値がより長い過去の期間の平均値を上回ったという状況でしかないので
相場のあちらこちらでゴールデンクロスは発生します
ゴールデンクロスは上昇トレンドのサインとも言われますがこれは出来上がった上昇トレンドを振り返ると
どこもゴールデンクロスしているため後付でゴールデンクロス=上昇トレンドのサインと言われているに過ぎません
良く考えてみるとローソク足が上昇するのだからその動きに伴って
直近の値動きの平均値がより長い過去の期間の平均値を上回るのは当然のことですよね
ゴールデンクロスは上昇トレンドのサインではなく
上昇トレンドが起こるときは必ず発生するごく自然なものなのです
ゴールデンクロスは上昇トレンドの前兆となる場合もありますが
必ず上昇トレンドになるとは限らないのです
ゴールデンクロスの期間を変えれば見極めることができる?
お次はゴールデンクロスの期間を変えれば見極めることができる
これについて言及していこうと思います
短い期間の移動平均線は反応が早いので
信頼性は薄い、長い期間の移動平均線は反応は遅い・信頼性は高い
なんて聞いたことがあるかもしれません
よく言われるのが期間75と期間200のゴールデンクロスは信頼性が高いというやつですね
しかし結局長い期間の移動平均線の信頼性が高いというのは
それだけ相場の大きな時間軸での流れが意識されているからにすぎません
相場では大きい時間足の方が意識されるというのが基本です
これは大きなお金を動かす市場参加者は5分足よりも1時間足、1時間足よりも日足と大きな時間足を見て売買するからです
基本的に上記の流れを参考にする方がfxは有利です
しかし移動平均線は平均値でしかないので
ゴールデンクロスした瞬間にエントリーしても平均値内での変動は起こるわけで
ここでのロスカットに耐えなければ結局退場することになります
またゴールデンクロスは必ず上昇するとは限りません
上昇すると信じ続けてひたすら含み損を抱えて資金を全額失う、一発KOなんて場合もあります
個人トレーダーがゴールデンクロスをどれだけ研究してもやはり
ゴールデンクロス単体で勝つことは無理があるといえます
ではゴールデンクロスはどうやって使うのでしょうか
実戦での生かし方
最後に実戦での生かし方をお話ししていきます
ゴールデンクロスは相場の事実として相場環境認識のためにとらえていきます
ゴールデンクロスは上昇トレンドのサインではないですが上昇トレンドになる場合もあります
なので上昇トレンドが起こる一つの指標として捉え、
その他に上昇トレンドが始まる根拠をプラスしていきます
例えばゴールデンクロスを確認したらダウ理論に基づいて
高値安値の切り上げが見られた段階で押し目買いをする
ほかにもマルチタイムフレームを活用して上位足でレジサポラインなどに跳ね返されたという状況を後押しにしてエントリーするという感じです
macdやボリンジャーバンドなど他のインジケーターと合わせてのサイントレードでも問題ないですが
トレードで大事なチャートから値動きの本質を読み取る力をつけるためにも
こうした押し目買いやマルチタイムフレームを合わせていくことをおすすめします
きっとfx初心者の相場観から卒業できることでしょう